小さな「好き」でできる!わたし起業②~「強み探しワーク」特典付!
第1章:夢や目標は後からついてくる
【1】成功者たちの本当のスタート地点
まず最初に、お伝えしたいこと…
それは、夢や目標を持っていないことは、決して悪いことではないということ。
むしろ、それは新しい可能性に対して、限りなく開かれた状態!
私の知人に料理家として活躍している女性がいます。
彼女は、もとより料理が好きではあったものの、それを仕事にしようなどとは全く考えておらず、日々、家族が「美味しい!」と喜ぶ顔を見ることだけが、彼女のモチベーションでした。
それが高じて、休日は料理教室に通い、SNSで自分の作った料理を発信するようになりました。
当然、その時にも、それを仕事にしようというような意識はありません。
ですが、あるタイミングから、周囲から「教えてほしい」と言われることが…。
最初は、自分が習ったお料理教室を教えてあげるにとどめていたのに、「あなたから習いたい」と背中を押されたことで、料理教室をスタートし、今では常にキャンセル待ち状態の、人気教室にまでなっています。
彼女でなくても、お料理好きな方、お料理が得意な方は、世の中にたくさんいますね。
そんな中でも、彼女は、周囲から求められたことで、自分の趣味を仕事に結びつけるに至りました。
そんな風に、人生の転機は往々にして思いがけないところにあったりするもの。
実は、多くの経営者も同じように、偶然の出会いから事業を始めています。
ある ITベンチャー 企業の社長は、こう語っていました。
「最初は、単に、お金がかかるのが嫌だったから、自己流でワードプレスのWebサイトを作っていただけだったんです。でも、それを知った友人に『こんなの作れる?』と頼まれて、やってみたら、ものすごく喜んでもらえて…。それが本当に嬉しくて、気づいたら会社になっていました」
これは決して特別な例ではありません。
むしろ、多くの成功者がこのような「なんとなく」から始まっているのです。
【2】複数の柱を立てるという意識があればOK
真面目な方ほど、何か具体的な行動指針がないと不安だ…と思われるご様子。
今、自分の夢や強みが分からない状態で、それをつかむために、ただただ偶然を待つように…だなんて、逆につらいと思う方もいらっしゃるかもしれません。
何か少しでも、自分でできることがないのか…そう思われることと思います。
…ということで、自分で意識的にできるものとしてのヒントをひとつお伝えするなら…
まず『複数の(収入の)柱を立てる意識』を持ってください…ということ。
たとえば正社員として働いていたとして、それしか収入の柱がないと、仕事を辞めたいと思っても、そう簡単には辞められずに、非常に辛い日々を過ごさなければならなかったりしますね。
ですが、副業として、異なる収入の柱を持っていれば、たとえば、最低限、次の仕事が決まるまでの間は食べていけるから、辞めようという選択ができる可能性が生まれます。
なんなら、副業を本業にするという選択肢も出てくるわけです。
ここで言う副業は、アルバイトやパートでも良ければ、メルカリやBASEでの販売でも良い…という程度のもので、ここで何をしましょう…というものではありません。
あくまで、メインの仕事を辞めるか辞めないか…と考えるときに、お金のせいで、本当にしたい選択ができないということを避けるためなので、まずは、自分が無理なくできることで大丈夫。
そんな風に、金銭的な余裕を生む中で精神的な余裕ができ、手持ちのカードを増やしていくことができるようになります。
精神的な余裕が生まれれば、切羽詰まった選択をする必要がなくなるので、「それしか道がない」という状態から「自分で選べる」という状態になっていくので、道を誤るリスクが軽減されます。
こんな風に、常に「選べる」という状態にしておくために、まずは「複数の柱を立てる」ことを意識する。
そうできれば、今現段階で、自分の夢や強みが分からなかったとしても、それがつかめたときに、躊躇なく、そこに向かっていくことができるようになりますよね。
この段階での目標は、あくまで、そこ。
今、まだつかめていないからこそ、まずは、来るべき時のために、複数の柱を立てておく…という意識で、日々を過ごしていただきたいと思います。
【3】なぜ今、夢を持つ必要がないのか
今、自分に夢がないことを不安に思っていますか?
もし、そうなら、その不安は不要だと伝えたい!
なぜなら、夢は、まるで副産物のように、後からついてくるものだから。
私がコンサルタントとして出会ってきた女性たちの中にも、「夢がない」ことに悩んでいた方は何名もいました。
本来、コンサルタントのところに相談にくる女性は「やりたいこと」があって、「そのやりたいことをビジネスにする」ためにやってくることが多いものなんですが、それなのに「夢がない」というところで悩む理由の多くは、ビジネスにしようと取り組む中で、何か違う…という違和感が生まれてくるから。
そうなると、またそこから「夢」や「自分が本当にやりたいこと」に向き合う日々が始まることに…。
ですが、実は夢を持っていない時期こそ、いろんな可能性を考えることができるのも事実。
私自身も、最初からビジネスコンサルタントになりたかったわけではなく、これまで、占い関連ビジネス、カウンセリングビジネス、お教室ビジネス…と、その時にできることに取り組んできた結果、気づけば、これまでの経験を、誰かのために生かすとしたら、コンサルタントなのでは…と思い至っての今があります。
離婚後に起業した最初のスタートこそ、自分で選べるような状態ではありませんでしたが、その後は、複数の柱を立てることを常に意識していたことで、常に選べる状態に身を置くことができたことから、時間をかけて、いわゆる「自分探し」に取り組んでいました。
そう、私自身も、迷い、悩み、「自分探し」に何年もの時間を費やしてきた張本人。
夢を探しながらも、なかなか見つけることのできなかった私でしたが、
それでも「これが夢だったんだな…」と思えるような今にたどり着いています。
だからこそ、「夢のない今、何をしたらいいのか?」と問われれば、私の答えは、こんな感じ。
- 何より今この瞬間を大切にする
- いろんな経験を積む
- その中から、夢中になれることを見つける
- 偶然の出会いが得られる場に身を置く
- 失敗や試行錯誤を恐れず、目の前にあることに取り組む
何かひとつでも、これならできるかな、やることに抵抗はないかな…と思えるものがあれば、ぜひ、気負わず気楽に取り組んでみてください。